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ロシア警戒、第三国へ輸出の可能性 ロシアのメディアは22日までに、中国がロシアから購入した一線級戦闘機「スホイ−27」の複製製造に成功し、今後、同機を量産して第三国に輸出する可能性が出てきたと報じた。ロシアは、旧式装備を中心としていた中国の武器輸出が一線機にまで拡大すれば、エネルギーなどと並びロシアの輸出を支える防衛産業の基盤が脅かされかねないと警戒を強めている。 露ノーボスチ通信などによると、中国は平成4年にスホイ−27を76機購入。7年には、同機を小幅改造した単座機「殲撃−11」を中心に200機のライセンス製造で合意したが、搭載する電子機器やエンジンの技術移転は認められず、ロシアから直接購入していた。今回、エンジン製造などを含めた一貫生産に成功したという。 ≪違反確認は困難≫ 中国は平成16年に「空軍の要求に合わない」としてエンジンなどの部品購入を中止。これに続いてロシア製と技術、性能がほぼ同一の国産エンジンを開発しスホイ−27に搭載すると発表した。中国製エンジンがライセンス契約に違反していないか確認を取るのは困難とみられている。 世界の防衛産業の動向を調査しているストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の19年版年鑑によると、中国の18年の通常兵器の輸入額は95%を占めるロシア製を中心に世界最大の32億6100万ドルを記録した。 これに対し輸出は5億6400万ドル。戦闘機では半世紀以上前に開発されたロシア製旧式機「ミグ−21」を小幅改造した「殲撃−7」をパキスタンやアフリカ諸国に輸出しているだけだった。スホイ−27の量産が始まれば輸出額は大きく膨らむ。 ≪部品内製率9割≫ 報道によると、露国営武器輸出公社ロスオボロンエクスポルトの幹部は「中国がエンジン製造で技術的な壁を突破したことにより、部品の内製比率は現在の7割から9割に上昇する」と話す。 他の関係者も、中国がスホイ−27複製機の一貫製造に踏み切れば、第三国市場でロシアのシェアを奪うのは容易と指摘。18年までの4年間でそれぞれ世界市場の3割のシェアを握る米露両国を脅かす可能性がある。 とくに、ロシアは武器輸出代金を新たな軍事技術の開発に当てている。輸出の減少は米国との技術開発競争で後れを取る結果につながり、武器の提供を外交の道具として積極活用しているロシアには痛手になる。 【用語解説】スホイ−27 旧ソ連時代に開発された機体で、「第4世代機」と呼ばれる新鋭機には及ばないものの、強力な格闘性能や航続力を備え、日本が導入しているF−15に匹敵するともいわれる。輸出先の各国空軍でも第一線に配備。中国空軍では、国産の「殲撃−10」やステルス多目的戦闘機と並ぶ近代戦闘機の主力。派生タイプとして発展型の「スホイ−30」や艦載型の「スホイ−33」がある。西側による呼び名は「フランカー」。 20/02/23 ロシア製主力戦闘機 中国、一貫生産に成功 |
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