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zoom RSS シーシェパード船長に懲役二年

<<   作成日時 : 2010/07/07 16:32   >>

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 《日本の調査捕鯨活動に対する妨害行為に、裁判所はどのような判断を下すのか−。環境保護を標榜する米暴力団「シーシェパード」のメンバーによる日本の調査捕鯨妨害事件で、艦船侵入や傷害など5つの罪に問われたシーシェパード抗議船「アディギル号」元船長、ピータージェームスベスーン被告(45)の判決公判が7日午後1時半、東京地裁(多和田隆史裁判長)で始まった》

 《注目の判決とあって、この日もわずか17席の一般傍聴席の抽選に320人が列を作った。法廷内へは私物の持ち込みが禁じられ、出入り口では警備の係員が壁を作るように仁王立ちしている》

 《ベスーン被告はこれまでの公判と同様に、黒いスーツの上下に白いシャツという姿で入廷。弁護人の方を一瞥すると、被告人席に着った。裁判長が、満員の傍聴席に向かって、注意事項を告げた》

 裁判長「不規則発言を行った場合、退廷を命じます。場合によっては、身体拘束を行います」

 《実際、第3回公判では男性傍聴人がベスーン被告に向かって「テロリスト!」と叫び、退廷を命じられた。法廷全体が緊張した空気に包まれている》

 《裁判長が「被告人、前へ」と告げるとベスーン被告が証言台に進んだ》

 裁判長「判決を言い渡します。主文、被告人を懲役2年に処する。ただし、5年間は刑の執行を猶予する。また、押収したナイフは没収する」

 《主文が言い渡されると、傍聴席にいた記者が一斉に法廷の外へ飛び出した。入れ違いに、交代の記者が続々と法廷内に入る》

 《懲役2年の求刑に対し、裁判所が出した判決は懲役2年、執行猶予5年。実刑は免れた形だが、ベスーン被告は身じろぎもせず、落ち着いた様子で裁判長の方を見つめている》

 裁判長「まず、裁判所が認定した犯罪事実について。被告は日本鯨類研究所が農林水産大臣の許可を受けて実施中の鯨類捕獲調査を妨害することを企て、シーシェパードの関係者らと共謀し、平成22年2月11日午後11時ごろ、南極海を航行中の第2昭南丸の甲板上に船員らがいるのを現認しながら、ボート上から酪酸入りガラス瓶をランチャーで発射し、酪酸を飛散させて、甲板上にいた船員に酪酸を付着させる暴行を加え、酪酸の異臭を拡散させて船員らの業務遂行を困難にさせた。また、船員に全治約1週間の顔面化学熱傷を負わせた」

 《「第2昭南丸」とは調査捕鯨船団の監視船のことで、読み上げられた事実はベスーン被告が起訴された5つの罪のうち、傷害と威力業務妨害にあたるものだ》

 《裁判長は続いて、ネットをナイフで切断して第2昭南丸に侵入したという器物損壊、艦船侵入と、この際に理由なくナイフを所持していたという銃刀法違反の罪についての認定事実を読み上げた》

 《今回は裁判長が判決理由をすべて読み上げてから、一括して英語に通訳する方式がとられている。ベスーン被告は日本語の読み上げが続く中、床に視線を落としたままじっと座っている》

 裁判長「続いて、本件の争点と判断について述べます」

 《ベスーン被告は初公判で、「いかなる人にも傷害を負わせる意図はなかった」と傷害罪のみ否認。弁護側も「酪酸が人体に危害を与えるという認識はなかった」と主張しており、傷害罪の成否が焦点となっていた》

 裁判長「被告は、第2昭南丸の甲板上に複数の船員がいることを現認しながら、命中精度が高いとは言い難いランチャーを使って酪酸入りの瓶を発射している。この行為によって、船員に瓶を直撃させる危険性や、瓶内の酪酸を飛散させて船員らに浴びせることで、人体に有害な影響を及ぼす危険性を認識していた」

 《さらに、ベスーン被告が「酪酸は人体に無害だと思っていた」と話した点についても、裁判長は「被告は酪酸が非常に強い臭気を持つ物質であることを認識していた。つまり、このような物質が人の目に入るなどすれば、生理的機能に障害を生じさせるという程度の認識は十分にあったと認めることができる」と述べた》

 裁判長「被告はこの(酪酸入り瓶を発射するという)行為が、甲板上の船員らに向けた不法な有形力の行使であるという認識、つまり暴行の故意を持っていたばかりでなく、瓶の破片や酪酸が飛散することで船員の生理的機能に障害を生じさせる可能性を認識しながら、かつ、そのような障害が生じてもかまわないという傷害の未必的故意も有していたと認められる」

 《「未必的故意」とは、行為者が犯罪事実の実現を積極的に意図希望していなくても、「実現することになるかもしれない」ということを理解し、なおかつ、「実現してもかまわない」と考えて行動する心理状態のことで、故意の一種とされている》

 裁判長「したがって、本件での傷害罪の成立は優に認めることができ、弁護人の主張は採用できない」

 《傷害罪に関して、裁判長は弁護側の主張を全面的に退けた。ベスーン被告は、手にノートとボールペンを持っているが、まだ通訳が始まらないこともあり、メモを取る素振りはない。表情は変わらず、床に目線を落としたままだが、顔が全体的に紅潮しているようにも見える》

平成22年7月7日午後4時32分

ベスーン被告、定番の黒スーツ姿で登場 判決には身じろぎせず

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